
リハビリテーションセンター
センター紹介
病気やけがによる障害や生活の不自由に対して、
再びその人らしい人生や生活能力を取り戻すことをリハビリテーションといいます。

全体

スタッフルーム

ADL訓練スペース
病棟担当制によるリハビリテーションの実施

各病棟担当の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がリハビリテーションを実施しています。スタッフ同士のコミュニケーションが図れ、病棟スタッフと共にチーム一丸となって、より質の高いサービスの提供を行っています。
365日入院患者にサービスを提供

土・日、祝日を含む365日体制でのリハビリテーションを導入しております。回復期段階の患者様にも対応しており、お休みにより体力や精神機能が低下しないよう、サービスを提供しています。
様々な疾患に応じたリハビリテーション

様々な疾患の患者さんに対し、それぞれの病態に合わせたリハビリテーションを実践しております。そのため、リハビリスタッフが多様な疾患やそれに沿ったアプローチへの知識を深めてサービスを提供しています。
退院へ向けた取り組み

安心して住み慣れたご自宅で生活が出来るよう、住宅改修などの助言や介助方法の指導など退院へ向けた支援を行っております。また、施設へ退院される際は、施設職員と共に新たな生活場面へ適応できるよう準備を行います。
スタッフ構成
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理学療法士27名
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作業療法士15名
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介護福祉士2名
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言語聴覚士9名
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ケアパートナー2名
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助手4名
リハビリセンターより
リハビリ区分
脳卒中リハ
運動麻痺や感覚障害など、脳に起因する症状の改善や残存機能を引き出し生活の改善を図ります。
糖尿病リハ
主に食事や運動療法によって血糖コントロールを行ない、進行を予防します。
認知症リハ
認知機能の維持改善を図り、長期的な介護予防に繋がるよう努めます。
運動器リハ
主に筋力や関節の柔らかさ、痛みの改善を図り、生活の不自由さを改善します。
心臓病リハ
病気による体力の低下、再発予防を目的に運動療法、患者教育、生活指導を行います。
がんリハ
がんの部位、進行度に合わせて運動・生活能力の改善や苦痛の緩和を目指します。
呼吸リハ
息苦しさや体力の改善を図り、日常生活を楽に行えることを目指します。
緩和リハ
患者さんが尊厳ある最期を迎えられるように身体的、精神的なケアを行ないます。
嚥下リハ
患者さんに合わせて安全な食事方法や食事形態を考案して提供します。
理学療法 PT
運動や物理的手段を用いて日常生活に必要な体の動きの改善を目指します。

理学療法とは病気やけがなどによって動作が難しくなった状態の方々に対し、基本的動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、悪化の予防を目的に、運動や物理的手段を用いて支援する専門家です。
「あの病院に行ったら元気になれる」、「尊厳のあるリハビリテーションをしてくれる」と、ご本人様や家族の方々にご満足いただけるようなサービスに努めてまいります。
作業療法 OT
手や精神心理的活動を用いて具体的な生活活動の改善を目指します。

作業療法とは、身体や心に障害がある方、または、予測される方に対して自分らしく主体的な活動を行うため、様々な機能の回復・維持および開発を促す活動・行動を用いた治療・指導・援助を行うことをいいます。
作業活動には仕事、遊び、日課、休息などが含まれており、一人一人に応じた活動を考え提供いたします。
言語聴覚療法 ST
話し方や口の動かし方など、日常生活に必要な意思伝達や食べる機能の改善を目指します。

誰でも行っている「話す」「聞く」「表現する」「食べる」が病気や事故、加齢などで不自由になることがあります。
こうしたコミュニケーションや飲み込みに問題がある方々の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援するのが言語聴覚士の仕事です。脳卒中後のコミュニケーションの問題(失語症、構音障害)や飲み込みの問題(嚥下障害)に対し検査・評価を実施します。その後必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
安全で楽しい食事の提供を目指します。
当院ではキザミ食に代わる食事形態として「やわらか食」を提供しています。栄養科と言語聴覚科が協力し、安全に食べられる事はもちろん、見た目やメニューにもこだわり、嚥下障害を抱える方も入院生活の中で食事を楽しんで頂けるよう取り組んでいます。
理学療法 PT
当院の理学療法士の役割
退院後の生活の不安、課題などを明らかにし、それに応じた治療を行っております。また、手すりや福祉道具などの必要性を評価し、ご家族や他職種と相談しながら在宅退院を支援しております。スタッフ数も多く、介護支援專門員や糖尿病療養指導士、呼吸療法認定士などの資格取得者もおり、専門的な立場からの意見交換も活発です。
運動療法
関節を動きやすくしたり、筋力や体力をつける運動、麻痺の回復や痛みの軽減などを図り、寝返りや立ち上がり、歩くなどの基本的動作能力の改善を図ります。また、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護スタッフと協力し、日常生活を送る上で困難となっていることに対して練習を行います。
安全な生活のために、車椅子の調整や作成に携わるなどそれぞれの患者さんに適した福祉用具の選定も行っています。
物理療法
物理療法とは、温熱、電気、光線などの物理的手段を治療目的に利用するものです。当院では、ホットパック、低周波、マイクロ波、牽引、過流浴を行うことが可能で、医師の指示の下に患者さんに適した治療を提供しています。痛みやしびれの原因となる頸椎や腰椎疾患に対して処方されることが多く、外来患者さんを中心に行われています。
マシントレーニング
主に心肺機能の強化に適しています。トレーニングでは、心拍数や消費カロリーなどを考慮して距離や時間、負荷量などを調整し実施します。
作業療法 OT
上肢機能回復訓練
腕や手が使い易くなるよう、目的に合わせて様々な作業や治療道具を用いて訓練し、日常生活において手が使い易くなるよう支援いたします。
日常生活動作訓練
病気などによって、行えなくなった日常生活に必要な動作(食事、整容、トイレ、更衣、入浴、家事など)を、実戦練習を通じ、再び自ら行えるよう治療しています。必要であれば生活環境の調整や自助具の検討も行い、安全に自立した生活を送れるよう指導・練習をします。
レクリエーション
作業療法では患者さんの趣向に合わせて多くの趣味活動(手芸、木工、書道など)や認知症の予防や治療のため、集団でのリハビリ(歌唱、軽体操、レクリエーション)を行っております。社会参加へのきっかけや日々の中での楽しみに繋げ、患者さんがいきいきと生活出来るよう取り組んでおります。
言語聴覚療法 ST
言語聴覚治療
言語聴覚士は主にコミュニケーションや飲み込み(嚥下)の訓練を行います。病気や症状に応じて、様々な検査を行い、その方に適したリハビリプログラムを提案します。飲み込みの評価・訓練では舌の筋力を測る検査や、咀嚼能力判定ガム(噛む能力の評価)を行い、食事形態や訓練方法を決定し安全に食事ができるようにサポートします。
日常生活動作訓練
病気などによって、行えなくなった日常生活に必要な動作(食事、整容、トイレ、更衣、入浴、家事など)を、実戦練習を通じ、再び自ら行えるよう治療しています。必要であれば生活環境の調整や自助具の検討も行い、安全に自立した生活を送れるよう指導・練習をします。
言語聴覚士の取り組み・嚥下造形検査(VF)
嚥下造形検査(VF)とはX線撮影装置と造影剤の入った模擬食材を使って、どのように飲み込みが行われているかを検査します。検査結果によってその人にとって安全な行方や食事内容を決定します。当院では、外来の患者様も年間50件程度嚥下造形検査を行っており、在宅や施設で安全に食事が行えるようにサポートしています。